【9割の人が誤解】「今」と「未来」のVRを改めて、正しく理解する。

Oculus

VRの技術はここ数年で世間の人が想像するよりも遥かに進化しています。

僕自身、Facebook子会社Oculusが本気で開発したVRヘッドセットOculus Questを買って、最初にVRをプレイした時は、感動と驚きがドバドバ溢れました。

 

控えめに言って想像の100倍すごい。

 

このOculus Questを親や、友人にプレイしてもらったときの反応は、「ほんまにすげえな」と何度も口からこぼれたり、なぜか笑いが止まらなくなったりしていました。

Oculus Questをプレイした親や友人は僕同様、自身の「VRに対するイメージ」と目の前に広がる「実際のVR空間」に大きくギャップがあったからこそ、驚いたはずです。

つまり、多くの人がVRに対してのイメージが先行してしまい、「VRってこんな感じでしょ。」と勝手にイメージしてしまっているんです。

ということで今回は、VRに対しての間違ったイメージを解いた上で、「今のVRで出来ること」、「これから出来るようになること」をお話ししていきます。

VR=360度映像という大誤解

僕含め、Oculus Questをプレイした家族や友人はスマホVRのような映像が360度見えるだけのVRを想像していたんだと思います。

ここに今のVRの技術に対しての大きな誤解がありました。

 

VR空間を自由に動き回れる。

 

とにかくこれが衝撃でした。

「映像が360度見えるんじゃない。VR空間に自分がいる。当たり前のように目の前に世界が広がっていてそこに自分がいる。」

Oculus Questの初めのチュートリアルでそう感じました。

実際のチュートリアルの様子

Oculus QuestのチュートリアルではVR空間内でモノを掴んで投げたり、ロボットと手をつないでダンスしたり、VRでこんなことできたんだとかなり驚きました。

昔の僕含め、世間の人はまだスマホVRのような360度映像、あくまで「映像」が360度見えるだけとイメージしてる人が多いです。

なので、OculusQuestやると絶対ビビります。

別の世界に入ったようなあの感覚。

 

VR=360度映像というのはスマホVRが与えた大きな誤解だったんです。

 

たしかにスマホVRだと映像が360度見えて3Dに見えるだけです。それに対して、Oculus Questだと目の前に別の世界が広がっていて、動き回れる。

ただただ衝撃でした。

スマホVRの衰退とOculus Questの大ヒット

「VR=360度映像」という誤解を与えたスマホVRですが、確かにスマホVRの時代もありました。

スマホVRはコスト全くかからないのが大きな強み。

高いモデルだとOculusの「Gear VR」で1万円以上しますが、安いモデルだと100均で売ってるものもあります。

とにかく安くて、気軽に楽しめます。

一時期はスマホVRブームが到来するとも言われ、VR市場の制圧を狙う企業は本腰を入れてスマホVRのプロジェクトに取り組みました。

しかし、コストがかからない代わりに、クオリティは今ひとつ。

画質も悪く、没入感が低いので基本は360度映像を観る以外に使いみちはない。

 

そうして、スマホVR市場は徐々に縮小。

ついに、2019年、スマホVR市場で大きくシェアを獲得していたOculusのスマホVR「Gear VR」やGoogleのスマホVR「Daydream」のサービス終了の発表があり、スマホVRはその役割を終えました。

Gear VRが終了へ、OculusのCTOが"追悼"スピーチ | Mogura VR
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一方、同じく2019年、これからのニュースタンダードになるであろうVRヘッドセット、Oculus Questが発売され大ヒット。

5万円で6DoF対応スタンドアロン型VRヘッドセットが発売されたので、業界に衝撃が走りました。

Oculus Questは6DoF対応なのでVR空間を自由に動き回れる上にスタンドアロン型なので単独で機能し、スマホもPCも不要。

普通、ちゃんとVRを始めようとすると、ハイスペックPC、VRヘッドセット、トラッキングカメラを揃える必要があり、20万近くかかります。

対して、Oculus Questは5万円でVRが始めることができる。

VR市場は完全に次のフェーズへと移行しました。

Oculus Questでなにができるのか

おそらく6DoF対応スタンドアロン型のOculus QuestがこれからのVRヘッドセットのスタンダードになります。

それではそのOculus Questで実際に何ができるのか。をお話していきます。

まずは僕の最近の使い方を話します。

僕は、主にエクササイズと映画鑑賞の2つの使い方をしています。

エクササイズ

エクササイズは主にThe Thrill of The FightというボクシングゲームやBeat Saberという音ゲーをプレイしてます。

The Thrill of The Fightでは目の前の相手とひたすら殴り合い、Beat Saberではリズムに合わせて激しく動きます。

めちゃくちゃ楽しいですが、めちゃくちゃ疲れる。

他にも、体を動かす系のゲームは結構プレイしてます。

詳しく書いてある記事があるので気になった方はぜひご覧ください。

Oculus Questでのエクササイズはもしかしたらジムにいくよりもハードに体を動かしてるかもしれません。

いつも、Oculus Questのエクササイズで汗をかき、シャワーを浴びてスッキリしてます。

映画鑑賞

映画鑑賞はPrime VideoやNetflix。

YouTubeをOculus Questで観ることもあります。

スクリーンがめちゃくちゃ大きいのでとにかく迫力がヤバいです。

特にアクション系のアニメや映画を観るときはド迫力。

最近、Oculus QuestでNetflixオリジナルアニメの攻殻機動隊を観ましたが、Oculus Questで観るとスマホで観るよりアクションシーンが100倍かっこいいです。

VRはゲームに目が行きがちですが、VR内で観る映画はめちゃくちゃ最高です。

 

 

あとは、面白そうなゲームがあればすぐプレイしてますね。

他にもOculus Questの使い方はいろいろバリエーションが多くあります。

VR空間内で好きに絵を描いたり、VRSNSで好きなスキンを着て人と話したり。

Oculus Questでできることはたくさんあるので使い方は人によって様々ですね。

これからのVR

ここまでOculus Questでできること、今のVRについてお伝えしてきました。

それではこれから、将来的にVRで何ができるようになるのでしょうか。

FacebookのCEOマーク・ザッカーバーグは本気でVRユーザー10億人を作ろうとしていて、「将来のVRは現代のテレビになる。」と話しています。

「10億人にVRを届ける」Oculus VR共同設立者ネイト・ミッチェル氏に聞く、VRから普通に配信を行い、仕事をして、友達と交流する未来。 - ファミ通.com
PC用VRヘッドマウントディスプレイRiftなどを展開するOculus VRの共同設立者であるネイト・ミッチェル氏に、今後の展望について聞いた。

AppleもARグラスやVRゴーグルの開発を進めていることが報じられていますし、日本のパナソニックもVRゴーグルを開発。

早くて10年後、遅くて20年後にはVRが当たり前になるような世界がやって来そうです。

現在、VRはゲームが主な用途ですが、将来的にはVR内でショッピングやライブが行われるのが当たり前になるかもしれません。

 

さらにInstagramやTwitterなど、SNSの次のステージであるVRSNSもかなり注目されていて、FacebookもVRSNSの開発に取り組んでいます。

日本ではVRChatというVRSNSが流行していて、VRSNS内で好きな衣装を着たり、ユーザーと話をしたりできます。

ユーザーの中には1日にリアルで過ごす時間よりも、VRChat内で過ごす時間のほうが長いパターンも。

リアルよりもVR空間のほうが滞在時間長いってすごいですよね。

しかも、VRChat内で睡眠をしてる人もいるんです。

 

将来的には基本はVR空間にいて、食事の時だけリアルに戻る、みたいな人も当たり前に出てくる可能性もあります。

バーチャルでは親友だけど、リアルでは顔すら見たことない、ていうのもありえそう。

 

これだけ聞くと「そんな世界、なんか怖いからイヤだ」という意見が飛んできそうです。

確かに怖いからイヤと思うのも分かります。でも、個人的な意見を叫ばせていただくと、

そんな世界、大賛成。

 

自分の住む世界を選べるなんて最高だと思います。

誰もがリアルとバーチャルで住む世界をいくつも持てるようになる、ということは誰もが居場所をいくつも持てるようになるということです。

つまり、リアルに全く居場所がなくてもバーチャルでいくつも居場所を作れます。

例えば、学校や職場では居場所がなくても、VR内では自分を認めてくれる居場所があるので、自信もつきますし、安心できます。

どこにも居場所がない、誰も認めてくれない、という状況が人間1番怖いはず。

近い将来、VRが普及すれば、誰もがバーチャル内で1つや2つの居場所を見つけることができます。

 

リアルで悩んだり、苦しんだりしているのであれば、バーチャル世界に逃げ込めます。

そして、リアルで直面する問題から逃げるだけでなく、バーチャル内の居場所であるコミュニティと一緒にこれからどう行動するか、解決策を考え、前を向かせてくれる。

バーチャルはリアルから逃げる場所にもなり、リアルに向き合う場所にもなると思います。

 

そもそもですが、VRが普及すればリアルは食事するだけの世界でしかなくなる人も出てくると思うので、

バーチャルとリアルのどちらが「本当のリアル」かは、

人それぞれになるかもしれません。

 

とにかくこれからのVRの発展にかなり期待です。

ではまた。